「数学嫌いでも数学的思考力が飛躍的に身に付く本」細野真宏

細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!

細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!

読んでみました。

この本に、数式や計算は一切出てきません。何が書いてあるかというと、本当の意味での“知識”を付けるための著者のノウハウが書かれています。いくら毎日ニュースを見ても、本を100冊読んでも、日経を取っても、「論理的思考力を磨き、情報の本質を見抜くための仮説と検証を行いながら知識の基盤を作り、それを大きくし、リンクさせて」いかないと、いつまで経っても本当の知識は身に付かない、と。

この本を読んで合点がいったんですが、いわゆる「頭の良い人」ってのは、例えば著者が本書で挙げているような効率的な勉強法、思考法ってのが無意識的に出来ている人、または習慣的に身に付いた人なんじゃないかなということです。著者は「y=x」の勉強法ではなく「y=xの二乗」の勉強法(出来上がった知識の基盤をリンクさせていくことにより理解の深さの度合いが飛躍的に高まる)と呼んでいます。
これが出来ている人と出来ていない人とでは、最初大きな差がなくても、1年後、3年後となると、とてつもない差を生むという。大いに納得。

受験生が読むと年代的にも最適なんだと思いますが、今の自分にとっても非常にためになる内容でした。
「俺の脳ってシワが少なそうだな〜」
「毎日ニュースを見ているけど全然頭に入らないし、何言ってるのかわからない」
って人にもおすすめです。ただ、あくまで方法論なので、実践がつきまといます。

よし働こうぜ〜俺のアタマ。