寒気vsサーマスラブ
真冬並みの天候が続いた今週。
まだ12月上旬というのに、子どもたちもフル装備(ツナギ、ゴム長靴、脚絆、二重の手袋)で雪遊びに興じる程だった。
ところが来週には最高気温が10度近くまで上がるそう。まさに気温が上を下への乱高下。
気温差が大きいと体への負担も大きく、なかなかに辛い。
それともうひとつ、暖房の温度調節が辛いのだ。
我が園は暖房に土壌蓄熱暖房パネル(サーマスラブ)を導入している。
ざっくり言うと、基礎の下の土(蓄熱層)を暖めて、輻射熱で暖める床暖方式。
サーマ・スラブのメカニズム
http://www.therma.co.jp/sp/top_4.html
このシステムは画期的で、火元がないので火事の心配もないという大きなメリットがあるが、激しい気温差にすぐ対応することができないというデメリットがある。
(一旦温度が上がってしまうとすぐには下げられない。逆も同じ)
既存の暖房器具なら設定温度を上げるだけで済むが、サーマスラブでは微調節が効かず、気温の乱高下に対応しきれないのだ。
今週やってきた寒気は超強力だったので、それまでいい感じだったサーマスラブの設定温度では太刀打ちできず、一気に園舎内が冷え込んでしまった。
(加えて日が全く射さなかったことも影響した)
子どもは活動的なので、案外平気なものだが、大人はだいぶ参っていた。冷え性ならさらに堪えただろう。
通年、サーマスラブ起動後は、週間天気予報で気温の推移を確認しながら厳寒期に向かって徐々に温度を上げていく方式をとっていたのだが、今回のコレにはまったく対応し切れず、反省。
こんなことなら、設定温度にもう少したわみを持たせて高めにしようかな…。
でも電気代がなあ。
(サーマスラブの電気代のお話はまた今度。)