「サッカーとイタリア人」 小川光生 ほか
- 作者: 小川光生
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/12/16
- メディア: 新書
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カンパニリズモとは、イタリア語で郷土愛や帰属意識を意味する言葉。
生まれ育った故郷・郷土、そして自分の街のチームへの惜しみない愛情を注ぐイタリア人。
しかし、それと同時に根強いビッグ3(ユヴェントス、ミラン、インテル)信仰。
時に、隣人同士で血を流すこともあるデルビー(ダービーマッチ)。
・・・かと思いきや、近親憎悪を一気に捨て去り国民一致団結してイタリア代表を応援・・。
本書は、そんな“少し奇妙な”イタリア人の内面を、そしてカルチョ文化を、実に様々なエピソードを介して解き明かし、伝えてくれる。
都市のクラブチームごとの歴史や名エピソード、ティフォージ(ファン)の間で語り草となっているシーズン、因縁渦巻くライバル関係の数々・・・有名な話から現地でしか体験できないような、文字通りファンの息遣いを感じさせるようなエピソードがたくさん詰まっている。中でも、ヘラス・ヴェローナとキエーヴォ・ヴェローナの逸話を収めた、4章「ロバが飛んだ日」は秀逸。
イタリアが好きな人も、サッカー好きも、セリエが好きな人も、ナカータ好きも、ダーリンはイタリア人な人も楽しめる、カルチョ(つまりはイタリア文化)本。
季刊サッカー批評 issue 42 Love or money? (双葉社スーパームック)
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2009/03
- メディア: ムック
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ですが、目を引く見出しの割りに記事一つ一つがあまりに小さく、十分な考察がもう少し欲しかったところ。まだ続くのかと期待して次のページをめくると、全く別の特集が始まる、ということが多く非常に残念。問題提起としては良いんだけれども、事項の羅列が多いのではないかな、という印象でした。
個人的には木村元彦と元朝日新聞轡田隆史の対談「日本のスポーツジャーナリズム〜メディアの使命とは何か〜」が凄く興味深かったです。
- 作者: 落合務
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/06/21
- メディア: 大型本
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“ほんの少しの手間ひま”と“料理を楽しむ心”が料理をおいしく楽しくさせる秘訣なのだなと再確認・・。この本のお陰でパスタを俄然おいしく作れるようになってきました。