日本は出場国中、ワースト3に入る実力だろ

お祭りであるワールドカップを前に、日本代表は暗いニュースばっかり。
代表発表時に石川、香川、前田が落ちた時点で個人的にガックリしてたが、本番前にこれだけ惨めな敗戦を重ねても、いまいち危機感を持ってるのかどうかわからない選手&監督にやれやれです。(代表ってのは国を背負ってんだぞ、君ら)


まぁワールドカップ出場32カ国中ワースト3の実力だしな、と思ってますし。
ちょっとデータ集計してみました。

欧州カレンダーが09-10シーズンの時点で、欧州のトップクラブに所属してる選手と、欧州一部リーグに所属してる選手を各国ごとに集計してみました。いわゆる、欧州のトップクラブってのはUEFAランキング50位以内と大まかに設定しました。チャンピオンズリーグ出場チーム数が32、これにヨーロッパリーグの出場チームをプラスして大まかにキリの良い数字にしました。マスコミの報道の姿勢から、日本より下だと思われてそうな代表チームを中心に選んで集計してみました。
ただ、明らかに実力も格も日本より上の、オランダとデンマークカメルーンも同じE組ということで、入れてあります。右へ行くほど、FIFAランクも低くなります。
欧州1部って言ってもピンからキリまであるし、所属とレギュラーかどうかは別問題なんで、ちょっと乱暴な考察なんですが、この結果がなかなか興味深い。

参考サイト
http://southafrica2010.nikkansports.com/team/top-team.html
http://www.xs4all.nl/~kassiesa/bert/uefa/data/method4/trank2011.html
http://www.fifa.com/worldfootball/ranking/lastranking/gender=m/fullranking.html
http://members.jcom.home.ne.jp/wcup/


普段の代表戦の親善試合の勝利と、マスコミのヨイショ報道(利益追求型報道とも言う)を見てると、日本代表ってのは、かなりイイセン行ってるチームなんだと錯覚しそうになりますよね。でもそれは現実とは乖離してる。数字上でも大きな差が出ました。日本で欧州の1部リーグに所属している選手は長谷部誠本田圭佑松井大輔森本貴幸の4人。その中でトップクラブに在籍してるのは本田ただ一人(CSKAモスクワUEFAランキング21位)。


さらに絶望的なのは、E組のオランダ、カメルーンデンマークと日本との恐ろしいほどの数字の差。明らかに3強と1羽のカモ。(カラスか?)
これに、さらに出場回数や勝率なんかを織り込んで数字を比較すると、泣きそうになってくる(笑)
スロヴァキア、スロヴェニアなんかは欧州の国だから欧州1部の選手が多くて当たり前だろって?それはその通りなんですが、それでもスロヴァキア、スロヴェニアギリシャも、ワールドカップ出場をかけた世界一の激戦区、欧州予選を勝ち抜いて来ています。日本が仮に、欧州の国の一部だったとして、欧州予選を勝ち抜ける思うかと訊かれたら、僕は「無理」と即答します。やはりどう見ても彼らは日本より格上です。

ちなみに、僕が考える日本と一緒にワースト3を争うチームというのはホンジュラスニュージーランド北朝鮮です。韓国?数字上は似てますが、日本との差は大きいです。彼らも格上。日韓戦の内容を見ても明らか。


大会開幕からこれまでの試合を観てて思ったんですが、どのチームも本当にしっかりと相手と自分のチーム(大事)の戦力差などを分析して戦術やゲームプランを細かく組み立てているなということ。狙いがハッキリしてるし、どういう狙いを持っているのか、準備してきたかが伝わってくる。それに引き換え、日本は何がしたいのかさっぱりわからない。ここまで無策で一体何をしようというのか。南アフリカに観光に行ったわけじゃあるまいし(笑)
いや、待てよ、親善試合で負けまくって日本はカモだと思わせて、本番でいきなり目の色変えてグサッと・・・まさかすべて岡田さんの作戦?なんていう昼ドラレベルのシナリオを想像してしまうくらいの迷走ぶり。
この国にはカラスとか鳩とか、マジで何がしたいのかわからん“鳥”がいっぱいですね・・・。


「今のままじゃ無理。このままだったらボコボコにされるよ」
厳しくも真実を突いたラモスの言葉が頭をよぎる。
本当なぁ・・・。
代表戦の時に、国民の為に頑張ります、国を背負って戦います、って言ってくれる奴がもっと出てきてもいいのに。言ってくれなくてもそういう態度で堂々と戦ってくれる奴がいてくれればいいのに。
国粋主義でも何でもないよ、これ。普通に、ワールドスタンダード


「それでも応援するよ。俺達の代表だからね。全敗してもいいんだよ、胸張って戦ってる姿さえ見せてくれたら」
ラモスのこの言葉で締めくくろう。
応援してるぞ、日本。