20200903木 - YF-21’s blog

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●賞与の税額の計算方法

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通常の賞与に対する源泉徴収税額は、賞与に対する源泉徴収税額表の算出率の表を使用して、以下の算式によって算出します。

ただし、前月中に普通給与の支払がない人に支払う賞与、または前月中の普通給与の額の10倍を超える賞与に対する税額は、この表を適用することはできません。

※賞与であっても、「前月中に普通給与の支払がない人に支払う賞与」または「前月中の普通給与の額の10倍を超える賞与」は、機械計算の特例によって源泉徴収税額を算出できます。
その場合は、給与所得の源泉徴収税額の月額表によって求めた税額と機械計算の特例によって求めた税額は、必ずしも一致しません。

※自動的に表示された所得税率（賞与の金額に乗ずべき率）を変更すると、社会保険料控除後の賞与の金額に変更後の所得税率を乗じた金額が、所得税欄に表示されます。

通常の賞与

１．「扶養親族等の数」と「前月の社会保険料控除後の普通給与の金額」をもとに、算出率の表から「賞与の金額に乗ずべき率」を求めます。

２．社会保険料控除後の賞与の金額 × 賞与の金額に乗ずべき率＝源泉徴収税額

※賞与に対する源泉徴収税額表の算出率の表を使用する際に、「給与所得者の扶養控除等申告書」が提出されていない場合（「従たる給与についての扶養控除等申告書」を提出されている場合を含みます。）は、扶養親族等についての控除は行いません。

※「前月の社会保険料控除後の普通給与の金額」とは、前月の給与から前月給与の非課税金額および社会保険料を差し引いた金額です。

計算例１

前月中に普通給与の支払がない人に支払う賞与

※前月中の普通給与の支払金額が前月中の社会保険料の金額以下である場合も、以下の計算方法によって税額を計算します。

１．社会保険料控除後の賞与の金額を６分の１（賞与の支給対象期間が６ヵ月を超える場合は12分の１）します。

２．１の金額をその月の社会保険料控除後の給与等の金額とみなして、「月額表甲欄の場合」によって税額を求めます。

※「給与所得者の扶養控除等申告書」が提出されていない場合は、「月額表乙欄の場合」によって税額を求めます。

３．２によって求めた税額を６倍（賞与の支給対象期間が６ヵ月を超える場合は12倍）した金額が、その賞与に対する源泉徴収税額になります。

計算例２

前月の普通給与の10倍を超える賞与

１．社会保険料控除後の賞与の金額を６分の１（賞与の支給対象期間が６ヵ月を超える場合は12分の１）します。

２．１の金額に前月中に支払った社会保険料控除後の普通給与の額を加算します。

３．２の金額をその月の社会保険料控除後の給与等の金額とみなして、「月額表甲欄の場合」によって税額を求めます。

※「給与所得者の扶養控除等申告書」が提出されていない場合は、「月額表乙欄の場合」によって税額を求めます。

４．前月中に支払った社会保険料控除後の普通給与の額をその月の社会保険料控除後の給与等の金額とみなして、「月額表甲欄の場合」によって税額を求めます。

※「給与所得者の扶養控除等申告書」が提出されていない場合は、「月額表乙欄の場合」によって税額を求めます。

５．３によって求めた税額と４によって求めた税額の差額を６倍（賞与の支給対象期間が６ヵ月を超える場合は12倍）した金額が、その賞与に対する源泉徴収税額になります。

計算例３

過年度の場合は、以下をご参照ください。

賞与の税額の計算方法の計算例（令和１年以前）

賞与の税額の計算方法の計算例（平成24年以前）