20201216水

組織のライフサイクルに応じたリーダー像:ヘッドハンターから見たリアルリーダーとは? (1/2 ページ) - ITmedia エグゼクティブ

第3ステージ:転換過渡期

うまくこの時期を乗り越えられる組織は、創業者をファウンダーという立場で尊びながらも既存の組織から切り放し、新製品開発や海外展開など新規案件の担当責任者に位置付けて、その間に組織改革を一気に推し進めて組織力のアップを図っているように思われます。

その場合に、創業メンバーや拡大成長期で創業者とともに苦労をしてきた人たちが組織を去ることもあります。組織のステージが変わることで必要な人材のニーズも変わってしまうため何ともしがたいですが、創業者にとってはかなり痛みを伴う変革であり、それに耐えかねてつい口を出すと新経営陣の立場を危うくしてしまいます。このような状況が続くと、今度は新経営陣たちが組織を去ってしまうことにもなりかねません。その場合には元の個人商店に戻ってしまいます

 いずれにしてもこの時期は、その会社にとって適切な管理者を新経営陣に迎え今までの企業カルチャーや企業理念を継承しつつ必要な変革のできる経営のプロをうまく活用し、組織を再構築する必要があります。このステージにおいて必要だと思われるリーダー像は、ステマチックな管理体系を築ける合理的な発想と実行力を持ちながら、会社をもっと良くしていきたい、長く続けられる組織にしたいという前向きで熱い情熱を併せ持つ人物であると思われます。

→うーん最後の段落は結構痛い所つかれた感じ。合理的な発想と実行力、前向きな情熱、か、ほとんど足りてないや。現場の反発・駄々こね(?)って、ついついこっちも投げやりになってしまいそうになるね。これ、現場経験がないのもマイナスに影響してるとすれば、守旧派の取り崩しは容易じゃないぞ。

第5ステージ:縮小加齢期

この時期に必要とされるリーダー像は、トップダウンで物事を決め、強いリーダーシップを発揮して組織を牽引できる資質を持っていることです。

 この時期はスピード感が重要で、速やかに変革を成し遂げるためには調整能力よりもドライバーとなり、周りを巻き込んでいけるエネルギッシュさと高潔な人格が必要となります。抵抗勢力は生き残りをかけて本気で抵抗してきますので、その際に足元をすくわれないような清廉潔白な人物でないと最終的に人はついてこず、改革は成し遂げられません

 また、この時期は失敗のできないステージでもあるため、ある程度の企業再生の経験値を持っている人でないと難しいかもしれません。企業再生にはリストラなど痛みの伴う場面もあり、精神的にタフで人から嫌われることも恐れずにやり抜く強さと、正義感、道徳観を併せ持った人物であることが必要です。この時期は第二創業期ともいえるステージで、その会社が生き残る必然性がある場合には、不思議なほど絶妙のタイミングで最適な人物が登場してくるように感じます。

半沢直樹の世界だな。企業ドラマの王道。

 

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